書籍名: 『インド式秒算術』
著者: プラディープ・クマール
65の2乗(65×65)は回答までどの位かかりましたか。今回は、本を読むというより鉛筆を片手に問題を解き明かしています。いま小学生の間に理科離れが進行していますが、理科だけでなく算数についても同様と感じています。計算ができようになれば、算数も理科も自然と興味が出てくるのではないかと思います。本書は複雑な計算もインド式の算術で簡単に解き明かせます。
ねりまの小学生が算数に好きになって頂ければ最高!
(日本実業出版社)
定価1200円(税別)
(2007/7/02UP)(13)
書籍名: 『殺人の門』
著者: 東野圭吾
作者の東野圭吾氏は、85年「放課後」で第31回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年「秘密」で第52回日本推理作家協会賞を受賞。06年に「容疑者Xの献身」で第134回直木賞を受賞した。主人公の田島和幸は小学校時代からの友人?倉持修を殺すことを決意するがどうしても実行できない。たくさんの人を不幸にする「あいつ」だけは生かしておいてはならないとまで考えるが殺人者になるために田島和幸に欠けていたものは何か。さらに、そんな不思議な関係の二人がいつまでも続くか。ひとが人を殺すとは如何なることなのかを考えさせられた1冊。
(角川文庫)
(2006/9/17UP)(12)
書籍名: 『灯台』2月号 特集「反抗期は成長期」
出版社: 第三文明社
(灯台は家族の未来をひらく 子育て・教育応援誌)

子どもの反抗期は、どこの家庭でも一度は経験し重大事、子育てのなかでも最も難しく手のつけられないこの時期。しかし子どもの側から見れば、反抗期は親から自立しようとする成長のあかし"巣立ちの時"と理解しなくてはならない。

現在、我が家にも反抗期中の娘がおり奮闘中です。
わが子の成長を我慢強く見守り支えていけるよう先ずは親自身が成長し、子どもの反抗期を成長期のあかしとしてとらえる余裕を学びました。子どもへの接し方を改めて考えさせられ一冊でした。
その教訓は、
1.どんな時も親が子どもを信じ抜くこと
2.親が本音で子どもに向き合うこと
3.子どもから学ぶ姿勢を親自身がもつことでした。
当然のことかもしれないが実はとても難しいこと。

(2006/2/10UP)
書籍名: 『リアル鬼ごっこ』
著者: 山田悠介
リアル鬼ごっこは山田悠介氏のデビュー作で25万部を超えるベストセラー、既に多くの方が読まれている1冊のではないかと思います。
西暦3000年、人口1億人のある王国で、王様と同じ「佐藤」という姓を持った500万人もの国民を抹殺するゲーム(鬼ごっこ)が開始される。主人公の佐藤翼は最期まで生き残れるのか。そして、7歳のときに別れた母親・益美と妹・愛と再開することはできるのか。
(幻冬舎文庫)
(2005/12/12UP)
書籍名: 『獄窓記』
著者: 山本譲司
「獄窓記」は発売時に買いそびれてしまったが、一刻も早く読みたいと思い続けてきた一冊が山本譲司著の同書。

山本譲司氏は、民主党所属の元衆議院議員で政策秘書の給与詐欺事件で執行猶予が付かずに有罪判決を受け入獄した元国会議員。「総理!」「総理!」「総理!」で名をはせた女性議員とどこが違うのか。未だによく分からない。この疑問を解決するためにも第1章の「議員秘書給与疑惑」の記述に関してはもう少し詳細な説明がほしかった。

それ以外の獄中生活の部分は体験した人でなくては分からない、体や心の病気を持った受刑者が収容される寮内工場や受刑生活の様子が分かった。さらに受刑者に対する刑務所のあり方、再犯防止プログラムなどの改善策が必要ではないかと感じた。


(2005/12/6UP)
書籍名: 『半落ち』
著者: 横山秀夫
ますます重症になる痴呆症の妻を絞殺した警察官の梶聡一郎、妻を殺害したことは認めるが、犯行後警察に出頭するまでの"空白の二日間"については一切供述しない。(半落ち)
この二日間の謎を警察官が、検事が、新聞記者が、弁護士が、裁判官が、次々に登場し解き明かすが・・・・。

(講談社文庫)
(2005/11/21UP)
書籍名: 『もったいない』
著者: ワンガリ・マータイ
初めて光が丘図書館から借りた一冊がマータイさんの「もったいない」だ。
リデュース・リユース・リサイクルの「3つのR」をたった一言で言いあらわすが日本語の「もったいない」で、世界に向けて発信したひとがマータイさんです。私たちが住む地球は、いま環境破壊に追い込まれ深刻な脅威が進んでいる。私たち一人ひとりがいま何をするべきかを真剣に考えなくてはならない時を迎えています。
「風呂敷」「おさがり」「放置自転車」「きもの」「テレビの点けっぱなし」などいま一度生活習慣を点検する必要ではないかと痛感した。
(マガジンハウス社)
(2005/11/6UP)
書籍名: 『こわい病気のやさしい話』
著者: 山田春木
昔は「無病息災」が理想でしたが、忙しい世の中で人間を何十年となくやっていると、自然に病気の一つぐらい抱えているのが現代人ではないでしょうか。
私は、常々一つの病気と旨く付き合い月1回ぐらいドクターに相談できる「一病息災」の方が時代にぴったりしているのではないかと考えております。
そんな時出会ったのがこの本でした。なかなかドクターからは病気の十分な説明をいただけないのが現実!!本書は第一章の「外来での医者との上手な付き合い方」以降は、それぞれの病気や病状ごとに4ページの紙面で分かりやすく説明されています。
関心のあるところだけでも読まれても好いのではないでしょうか。
(文藝春秋社)
(2005/11/2UP)
書籍名: 『未来をつくる図書館』
著者: 菅谷明子
《《 図書館には可能性がいっぱい!! 》》
都市の文化の高さ示す象徴として見られている図書館の役割、存在意義が再確認されている。本書では市民情報社会の活力源であるニューヨーク公共図書館を取り上げている。知らない人がいない程有名なゼロックス、ポラロイドカメラ、リーダー・ダイジェストなども同図書館から世界に送り出されたことが紹介されている。図書館はアイデアを育み、ここから巣立った文化人、芸術家は数多い。
これからの図書館は、調べる場所を提供する役割にとどまらず、過去の人類の遺産を受け継ぎ、新しいものを産み出し私たちの夢を実現する場かも。
(岩波新書)
(2005/10/28UP)
書籍名: 『夜回り先生』
著者: 水谷修
教育は、家庭、学校、地域の3者で行なう共同作業。
最近、何でも学校にその責任を押し付ける傾向がある中、それに応えられる"力"ある先生も数少ない。(生徒をみる時間がないためかも)
水谷先生は、不登校、ひきこもり、リストカット、薬物乱用などした子どもたち強い味方。12年間、夜回りした5000人もの生徒と向き合ってきた。その中から24編が掲載されている。読んでいるうちに涙が・・・・。
特に、中高生のみなさんには是非読んでいただきたい一書。
尚・水谷修氏は第17回東京弁護士会人権賞を受賞。サンクチュアリ出版。
(2005/10/17UP)
書籍名: 『潮』
出版元: 潮出版社
『潮』は総合月刊誌で私が定期的に購読している月刊誌のひとつです。

11月号のタイトルは“「楽観主義」が人生を開くカギ”
【特別企画】「不安な時代」をどう生きるかを読みました。
私たちが知っている楽観主義には、心理学では6種類に分かれ、私が理解していた楽観主義は、その中の5番目の「のんきな楽観主義」で文字どおりの"棚からぼた餅"式の楽観主義であった。
哲学者アランの「楽観主義は強き意志であり、悲観主義は感情である」といい、
楽観主義の最大の利点は「あきらめない」ということであり、楽観主義の何よりも大切なポイントは、「絶対にあきらめない」「常に努力する」ところにある。
よい意味で目標に向かい「絶対にあきらめない」生き方をこれからも実践した。

(2005/10/14UP)
書籍名: 『生きる』
著者: 乙川優三郎
2001年「五年の梅」で山本周五郎賞を受賞し、翌年2002年にこの「生きる」で第127回直木賞を受賞した。私が乙川優三郎氏の作品で初めて読んだのがこの時代小説「生きる」。
時代設定は、関が原の合戦が終わった徳川の世、武士が主君のために戦場で命を落とすことはなくなり、主君から受けた大恩に報い、忠義を表すのは追腹(殉死)が主君からのご恩に報いる唯一の方法となった。
物語では藩主・飛騨守が亡くなり、石田又右衛門はその後を追い「追腹」を決意していたが家老・梶原から直々に藩の若い人材を失うことになることから「追腹」を禁じられ誓紙まで取られる。
藩内に追腹禁止が出された後も、家来たちの追腹は後を絶たず嫁いだ娘からは義絶され、更に息子・五百次までも追腹をし、同僚からは白い目で見られ文字通り"針の筵"状態。その時の人間の弱さと同時にその失意の底から立ち上がる人間の強さを格調高く表した力作。
最後のところで亡き妻が「何を幸せに思うかは人それぞれだと・・・・・・」と言い残したところで何かホットするものを感じた。
(文春文庫)
(2005/10/11UP)
書籍名: 『孟嘗君』
著者: 宮城谷昌光
今まで読んだ「楽毅」「子産」「重耳」などと同様、宮城谷昌光氏の作品の中でもおもしろい作品のひとつ。
中国の戦国時代の話で、孟嘗君は、斉の君主の弟田嬰の子どもで本名は文。
書き出しは田嬰が、5月5日に生まれた文を、「不吉な子だ」として、家来に殺すよう命じる。しかし、母親の青欄が下働きの僕延と力をあわせ文を助けるところからこの物語が始まる。
養父・白圭は最高にいい男性で商人として自分だけが利益を得るという人間ではなく、本来は王が行う砂防工事などを莫大な財産を使い大河の堤防をつくる。洪水に悩む沢山の農民を救う。又実父の田嬰も外交・戦略の天才で戦国時代にいろいろと活躍した食客たちを最初に活用した人物でもある。5巻とかなり長編であるが時間の経つのも忘れ一気に読むことができる作品。
(講談社文庫・全5巻)
(2005/10/05UP)



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